まだ、ちょっと寒い日もあるのだけど、春気分を出したい時には、パステルカラーのニットがいいですよね。
2020年の春のパステルカラーは、大人っぽく、ごく薄めのアイシーな色がトレンドです。
さらに、ViViやSweetに載るような各ブランドの春ニットの新作をチェックしてみると、素材では、ローゲージで、ざっくりと編んだ生地が主流。
メモ
「ゲージ」って言うのは、ニットを編むときの針の大きさの単位のことです。
12ゲージが、ごく標準サイズ。
そこから、8ゲージ、7ゲージと、低い数字になるほど、針のサイズが大きくなり、編み目もでっかくなります。
ケーブル柄の丸首セーター、畦編みのロングカーデ、裏目使いの長袖トップスなどなど…全体的には、手編みのような雰囲気を感じさせる春の新作が多いですね。
デザイン的に言うと、オフショルや、袖にレースアップが入っているものなど、どこか「抜け感」のあるアイテムも増えています。
綿100% ざっくり編んだ春ニット
春ニットと言えば、素材的には、ウールより、コットンという感じですが、
同じ綿でも、綿の太い糸をローゲージで、ざっくり編んだタイプを選べば、編み目から、ほんのわずか「肌見せする」という技も使えます。
おすすめの編み方は、ループが太い「片畦編み」か「両畦編み」。
編み目が大きいので、生地が引っ張られると、そのわずかなすき間から、肌色がのぞくことになります。
着丈は短めだけれど、袖丈は長めで、袖口を折り返して着られるデザインがトレンドです。
リブ編み ゆったりニットプルオーバー
シンプルな春ニットが好きな人には、丸みをおびた可愛いボリューム袖のリブ編みニットプルオーバーもおすすめ。
首つまりだと、暑苦しく見えてしまうので、襟周りは、ボートネックっぽい広めのラウンドネックを選びましょう。
2020年のレディース春服では、アイシーなピンクと並んで、イエローもトレンドカラーなので、
今年の春は、マスタードっぽいキレイめな黄色から、クリームっぽいパステルイエローまで、いろいろなトーンが揃ってます。
ワイドリブ ニットオフショルダー
デコルテ見せするオフショルダーデザインは、今年は、ワンショルダーも流行りそうですが、オーソドックスにいくなら、やっぱり、ボートネックタイプのオフショルニット。
幅が狭めのボートネックデザインなら、さりげない肌見せで、ブラ紐も隠して着ることが出来ます。
体のラインが強調される細かいリブ編み生地が苦手なら、裏総針で、前を針抜きで編んだワイドリブがおすすめ。
体につかず離れず…みたいなシルエットになるので、カットソー感覚で着られます。
ラベンダーのオフショルニットプルオーバー
鎖骨はもちろん、肩までしっかり肌見せ出来て、しかも、ずり落ちにくいオフショルダーなら、キツめに編んだリブニットです。
ニットも、今まで見たいことないようなデザインや、素材の組み合わせのものが、毎年のように増えているアイテムですが、
2020年のレディース春ニットでは、裾をラウンド型の「増やし編み」で編み上げて、サイドを短くしたようなサイドアップタイプの新作も出ています。
30代~40代の大人の女性向けのトレンドカラーでは、今年の春、パープルやラベンダーも浮上。
着ない人は、まったく着ないパープル系ですが、意外に着まわしが効く色で、グレーのパンツと合わせれば、ナチュラルなきれいめスタイルになるし、花柄スカートと合わせれば、フェミニンな春コーデにもなります。
スカラップレース付きニット
10代~20代の女子向けの春ニットでは、同じオフショルデザインでも、部分レース使いのニットが人気です。
透ける素材のオーガンジーにスカラップレースをあしらったものから、シアー素材に花柄のコード刺繍をあしらったものまで…さまざまなタイプの新作が登場しています。
レースがあしらわれていると、かなり大胆な「背中見せ」でも、ガーリーな着こなしになるので、女っぽいと言うよりも可愛い春コーデが好きな人に人気です。
春ニットは、まだ、寒い時期からでも着られるアイテム
「早く春物を着たいなぁ。でも、ちょっと寒い」
そんな時には、アウターの下に着るニットをパステルカラーにするだけでも、春気分が上がって、新鮮な印象を出せますよね。
羽織モノのカーデとか、ニットのアウターだけでも大丈夫そうな気温になって来たら、今年は、ざっくり編みで、コートみたいな丈のロングカーデを狙ってみるのも面白いかもです。
定番では、春っぽい花柄のスカートに、パステルカラーのニットセーターを合わせるのがおすすめ。
ミモレ丈スカートととももに、今年の春は、ワイドパンツのバリエーションが豊かになり、こなれて来てるので、カジュアルなワンドパンツに、ロゴニットを合わせてみる…っていう手もあります。